農家直伝!ピーマン栽培方法

 

更新日:2023年3月17日 

ピーマンの育て方を解説

目次

■ピーマンの基礎知識

■ピーマン育苗方法

■ピーマン土づくり、土壌改良

■ピーマン定植作業

■ピーマン定植後の管理

■ピーマン病気、害虫、障害

■ピーマン豆知識

■ピーマン成分について

■ピーマン年間スケジュール

■ピーマンYouTube動画

■農業経営について

 

 

 

●ピーマンの基礎知識

科目:ナス科

・原産国:熱帯アメリカ

・栽培方法

■露地栽培について

■ハウス栽培について

・収穫までの目安:開花から15日〜25日

・発芽適温:地温30〜33℃

・生育適温:日中25〜30℃、夜間15〜20℃

・EC濃度:0.2~0.4

■EC濃度とは?

・土壌ph:6.0〜6.5 

■Ph濃度とは? 

・連作障害:あり(3~4年)

■連作障害とは?

・栄養素について 

 

 

 

●ピーマン育苗方法を解説

 

ピーマンは種からも育てられますが発芽温度が高くビニールハウスなどの温室がないと温度管理が難しいため初心者の方は市販で購入できる苗から育てることをおすすめします。難しくても種から育てたいという方はピーマン育苗方法について解説していますのでぜひご参考ください。

 

ピーマンの種が発芽し大きくなってきたら広いスペースへ植え替えをする「鉢上げ」という作業があります。

 

●土づくり、土壌改良

ピーマンの栽培で最も重要と言っても過言ではない「土づくり」ピーマンは通気性の良い土を好むので、有機物を多く含んだフカフカの土を作ります。

土づくりのポイント

・ピーマンの根は過湿や酸欠状態にとても弱いので、水はけの悪い圃場や水田転作圃場では事前に対策を講じます。

・ピーマンは野菜の中で生育適温がとりわけ高い植物ですが、スムーズな活着のためには定植時の地温確保が最も重要です。定植2週間前までにはマルチ設置まで完了させます。

■マルチの張り方を解説

・ロータリー機で何度も往復したり、耕うんをしすぎると、土壌構造(団粒構造)が破壊してしまいます。1~3㎝程度の土塊がある状態が良いとされます。

これらのポイントを押さえ、ピーマンを丈夫に育て沢山の実を収穫できるようにしっかりと土作りをしましょう。

ピーマンの土づくりの流れ

 

 

 

 

●定植作業

植え付け(定植)時期として適しているのは霜が降りる心配のない季節になった頃です。

露地栽培では5月中旬頃、トンネル栽培では4月中下旬頃になります。

本葉11枚〜13枚程度、一番花の咲き始め頃が植え付けのタイミングの苗です。

ピーマンは高温を好むので天気の良い午前中に植え付け(定植)して活着を促進させます。

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●定植後の管理

誘引

ある程度苗が生長してきてから2本、3本と本支柱を立てて誘引します。誘引は麻ひもや園芸用ワイヤーなどを使用して、茎と園芸用支柱を縛ります。誘引をするときには、茎が太くなることを想定してゆとりをもって縛りましょう。

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わき芽取り(摘芯)

根本から伸びる太い茎が主枝、主枝から分かれて伸びる葉や茎の付け根から出てくる芽がわき芽です。苗が根付いたら余分な葉に栄養がいかないように第一分枝の下から発生するわき芽を全て取り、主枝の生育を促します。

わき芽取りを行わないと葉が生い茂り、害虫や成長不足の原因になりますので必ず摘み取るようにしてください。

 

 

整枝

初期は整枝しないほうが生育が良いので、6月頃は基本的に整枝は不要です。(但し第一分岐以下のわき芽は都度除去しましょう。)7月以降茎葉の伸長が促進され過繁茂になった場合、枝を間引いて整枝や摘葉しましょう。

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追肥

ピーマンは収穫期間が6月~10月と長いため、適度に追肥を行い肥料切れを防ぐ必要があります。

植え付けを行ってから約2週間、最初の実が付き始めた頃を目安に1回目の追肥を行ってください。その後の追肥は作物の状態を見て判断していきますが、2〜3週間に1回の頻度で、9月ごろまで続けるのが目安です。

◎肥料の種類は大きく以下のとおりに分けられます

・固形肥料(粉状、粒状、錠剤)

固形肥料は用土に混ぜ込んだりして使用します。栄養素がバランス良く含まれた化成肥料、有機化成肥料を使用すれば問題ありません。「果菜類用」などと記載されているものを選びましょう。

・液体肥料(液肥、差込型)

液体肥料は追肥として使用することができ、水やりと同時に与えることができます。

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収穫

ピーマンの収穫のタイミングは花が咲いてから15~20日位の緑色のピーマンの実を収穫します。収獲の大きさの目安としては品種にもよりますが大体6~7cm位となります。

ピーマンは小さな枝の先に実がなります。手折りして収穫したくなるかもしれませんが、茎は折れやすいのでハサミを使いヘタから出ている軸の真ん中くらいをカットして収穫する方法が良いでしょう。

ピーマンを収穫するハサミは、他の病気にかかった植物を切ったり土がついたままだったりすると、ピーマンに病気になる菌が付着し切り口から菌が侵入して病気に感染することがありますので、清潔に保っておきましょう。

ピーマンを何個も実らせたままにすると株が弱ってしまったり、折れてしまったりするので早めに収穫するようにしましょう。

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●ピーマンの病気と害虫

 

 

雑草は害虫生息の起因にもなりますので、雑草が生い茂ってきたらこまめに除草することをおすすめします。面積が広い場合は防草シートや農耕地用の除草剤も活用しましょう。病害虫は適切に処理することで蔓延を防ぐことができます。

 

害虫はアブラムシ、ヨトウムシ、タバコガなどに注意し見つけた場合には必ず除去しましょう。被害が大きくなる前に薬剤の散布も検討してみてください。病害虫については、上記の「病気、害虫、障害」のバナーにてピーマンの病害虫をまとめております。症状と照らし合わせながら参考にしてみてください。

 

■ピーマン農薬一覧を解説

 

■ピーマン農薬散布の方法

 

●ピーマン豆知識 

ピーマン豆知識では、ピーマン農家である私達にしか書けないピーマン栽培のノウハウを惜しみなく掲載していきます。ピーマン農家はもちろん農業に興味のある人、全員に向けて必ず役立つ情報を掲載していきます。ご期待ください!

 

■ピーマン品種「京波」の紹介

 

■ピーマン品種「京ゆたか」の紹介

 

■ピーマン品種「京ひかり」の紹介

 

■ピーマン苗のトンネル保温方法 

 

■徒長苗になる原因

 

■ピーマン仮支柱とテープナー作業

  

■ピーマンが育たない原因 肥料焼けとEC濃度について 

 

■土壌診断 ph濃度とは?

 

■日当たり改善、必要な光量

 

■ピーマン一番果を摘果する理由

 

■ウッドチッパーでピーマン片付け

 

■潅水チューブ ストリームラインを紹介

 

■ピーマンマルチ張り

 

■ピーマン畝立&潅水方法を解説

 

■ピーマン根洗い作業

 

■ピーマン4本仕立ての方法

 

■根張り促進肥料 ライゾーを紹介

 

■ピーマン活力剤 VS力を紹介

 

■ピーマン土壌改良 アヅミンを紹介

 

■鹿沼土を紹介

 

ピーマン土壌改良 VSあかきん、VS34を紹介

 

■追肥装置ドサトロンの使い方

 

■ピーマン繁茂

 

■水はけ改善 プラソイラ深耕

 

■堆肥を撒くメリットを解説します

 

■ピーマン選別、選果作業

 

■ピーマン選別機の紹介

 

ーピーマン障害 変形果

 

ーピーマン障害 日焼け

 

■ピーマンが赤くなる理由

 

■ピーマン規格外について

 

■ピーマン葉が落ちる原因

 

■ピーマン高温障害について

 

●ピーマン成分について

■CEC 塩基置換容量と塩基飽和度について

■交換性塩基について

■P2O5 有効態リン酸

■硝酸態窒素

■窒素、リン酸、カリについて

●ピーマン土壌改良資材について

■BMようりん

■粒状テンロタンカル

■硫マグ

■珪酸カリ

■苦土炭カル

■牛糞堆肥の成分

 

●ピーマン年間スケジュール

 

ー1月ピーマン作業内容

ー2月ピーマン作業内容

ー3月ピーマン作業内容

ー4月ピーマン作業内容

 

●ピーマンYouTube動画

ピーマン栽培方法をYouTube動画にて解説していきます。少しずつ動画のクオリティを向上させていきますのでご期待ください。 

■YouTube 動画一覧

 

 

●農業経営について

本格的に農業経営をお考えの人向けに農業経営についてのページを準備しております。

・これから農業に挑戦する人

・農業経営に悩んでいる人

・経営を伸ばしたい人

にとって必ず有益な情報となりますのでぜひ閲覧よろしくお願い致します。 

■ピーマンブログ 農業経営

 

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