ケイ酸カリウム(ケイ酸加里)
ケイ酸カリウム(珪酸カリウム)は、緩行性カリ質肥料で、カリウム(加里)と苦土(マグネシウム)のほかホウ素や石灰、鉄などの成分がケイ酸と結合された肥料です。
- 作物の生育に合わせて吸収されるカリ肥料
- ケイ酸カリウム肥料に含まれているケイ酸は、植物の根から出る根酸(こんさん)によってゆるやかに溶けるため、根にやさしく効果がゆっくりと現れる緩効性肥料です。カリが多く必要となる生育後半まで効果が持続します。
- 作物の品質を高めます
- カリの他にもケイ酸、苦土、ホウ素、石灰、鉄などのミネラルを含んでいます。カリはく溶性なので、ぜいたく吸収がなく、各成分がバランス良く吸収されます。
- ケイ酸カリとして販売されている商品は、く溶性加里20%、可溶性けい酸30〜34%、く溶性苦土4%程度のものが多いです。
- 【関連記事】 ■水溶性・可溶性・ク溶性・不溶性とは
- ケイ酸カリとして販売されている商品は、く溶性加里20%、可溶性けい酸30〜34%、く溶性苦土4%程度のものが多いです。
- 根の活力を高めます
- ケイ酸は土壌中のケイ素を補給し、作物の細胞組織を強化します。これにより、根の生育が促進され、根の活力を高め、作物は健全に育ちます。病害軽減も期待できます。
- 環境や作物に優しい肥料です
- 硫酸分や塩素分を含んでいないので土壌を荒らしません。
- 多量に施用しても肥料焼けせず、塩類集積やカリ過剰を起こさず、施設栽培やマルチ栽培のカリとしても最適です。
- 多量に施用しても肥料焼けせず、塩類集積やカリ過剰を起こさず、施設栽培やマルチ栽培のカリとしても最適です。
ケイ酸とは
ケイ酸はケイ素・酸素・水素の3つの元素が結合した化合物のことです。
農業分野で「ケイ酸」というと二酸化ケイ素(SiO2)のことを指します。
土壌中に溶け出している二酸化ケイ素は土壌質量の5割~7割を占めており、その一部が溶出し植物がこれを吸収しています。
ケイ酸を施用すると葉や茎など植物組織を固く丈夫にしてくれ、茎折れや葉折れが少なくなったり、病原菌の侵入や害虫への抵抗力が高まります。
ケイ酸を良く吸収している葉は上向きに立ち上がり、株の下の方にも光があたるようになり、光合成の効率が上がり実の出来がよくなります。
ケイ酸カリのpH
ケイ酸カリのpHは10~11です。
アルカリ性の肥料ですが、生理的中性肥料なので土壌酸度をそこまで気にせずに施用することができます。
施用方法
ケイ酸カリは基肥として施用するのが効果的です。
果菜類 40~80kg/10a
根菜類 40~80kg/10a
葉菜類 40~80kg/10a
ピーマンでの効果
・良果率が高まり、収量が増加します。
・収穫後のしおれ、重量の減りが少ないピーマンになります。
・根張りが良く丈夫に育ちます。
使い方
・40~60㎏/10a
・定植前の基肥または早い時期の追肥が有効です。
・土によく混和してください。
・畝に沿って施用すれば更に利用効率が高まります。