ピーマンハウス栽培について

 

ビニールハウス栽培はやっぱり凄い!?

こんにちは!今日はピーマンハウス栽培について解説していきます。

そもそも、

ビニールハウスにすると何がいいの?

そこが一番気になるところだと思います!

実際に私も農業を始めるまでは、露地栽培でジャガイモやサツマイモ、玉ねぎなども検討していた時もあり、わざわざ高額な設備投資をしてハウス栽培に挑戦するメリットがあるのか、ずっと疑問に感じていました。

今日はビニールハウス栽培のメリットとデメリットはもちろん、ビニールハウスでピーマンを栽培している私達が実感していることを正直にまとめていきたいと思います。

ぜひ今後の農業経営に活かして頂ければ幸いです。

目次

①ビニールハウスのメリット3つ

②ビニールハウスの資材費はいくら

③ビニールハウスのデメリット3つ

 

①ビニールハウスのメリット3つ

私達は現在、岩手県一関市でピーマン生産者として活動しています。ざっくりとした生産規模ですが、

●ビニールハウス30棟 約45a

●生産売上高1200万円

●生産部門:社員1名、パート6名、役員1名

で生産活動に励んでいます。露地栽培には取り組んでおらずハウス栽培100%の比率となっています。

では私が考えるビニールハウスのメリットを3つ挙げたいと思います。

 

メリット①  収穫時期が長い

露地栽培と比較してハウス栽培は長期間にわたり収穫をすることができます。

なぜならハウス内は温度が上がりやすく、また保温効果があるからです。

ピーマンの生育適温は25度~28度必要ですので、露地栽培ではどうしても4月や9月以降などは低温で生育しなくなるため、収穫ができなくなってしまいます。

またハウス栽培とハウス内のトンネル保温を組み合わせることでさらに生育を加速させることができるので確実に売上高が増加するのです。

■トンネル被覆について 

 

メリット② 悪天候時でも作業がしやすい 

 

ハウス栽培のメリットは、やはり雨天時や暴風など悪天候に影響されず収穫や管理作業がしやすいことです。

働いているスタッフさんへの負担も少なく済むため安心して勤務することができます。

また台風時の被害もビニールハウス内であれば防ぐことができるので安定した収益を上げることが出来る点も魅力です。

 

メリット③ 品質がよくなる

 

■灰色カビ病について

ハウス栽培のメリットはやはり高品質なピーマンを収穫することが出来る点です。

露地栽培ですとどうしても雨や湿度、強風による擦れなどが発生します。病気や害虫もつきやすく品質が下がるのですが、ハウス栽培ですと換気と防除を徹底することで病気や害虫からピーマンを守ることが出来ます。

また品質が悪いと、収穫後の選別調整の作業が非常に大変になり労働時間が確実に増加します。 

 

②ビニールハウスの資材費はいくら

 

さて、ビニールハウス栽培がメリットがあるのは分かったと思いますが、実際価格はいくらぐらいするものなのでしょうか?ざっくりですが、参考価格を調べてみました。

 

新品ハウス資材価格

●3間×10間 5.4m×18m 32㎜

75万円~税込

●3間×20間 5.4m×36m

130万円~税込

●4間×10間 7.2m×18m

88万円~税込

●4間×20間 7.2m×36m

150万円~税込

●+施工費・諸経費となります。

+10万円~40万円

●合計 100万円~200万円税込 / 1棟あたり

2023年には資材費のさらなる値上げもあり今後もさらに高額になることが予想されます。

農家で生きていきたい!さらにハウス栽培に挑戦したい人にとってはかなり苦しい環境になってきていますが、諦めるのは早いです!

中古ビニールハウスを活用して低価格で完成まで対応してくれる企業が存在します!それが、

■株式会社TKT

です。

もちろん新品ハウスには補助や助成、融資などを活用することができるので検討しつつ、設備投資を抑える方法として中古ビニールハウスを活用することも検討する価値があります。

株式会社TKTは私達です!

わざとらしく宣伝してしまい申し訳ございません。

実は私達はピーマン生産者でもありビニールハウスの施工会社でもあります。

同じ農家だからこそ理解できる強みが私達にはあり、また中古資材を活用することで圧倒的な安さを実現することができています。

ビニールハウスでお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせよりご相談いただければ幸いです。

ただし対応エリアは東北地方(岩手県、宮城県)とさせて頂いておりますので予めご了承ください。

 

③ビニールハウスのデメリット3つ

ビニールハウスは良いことばかりではありません。デメリットもたくさんありますし、ハウス施工会社としてたくさんの農家さんと出会い感じていることも多いです。

最後に私達が感じているハウス栽培のデメリットを解説したいと思います。

 

デメリット① 管理者がいないと荒れる

 

ビニールハウスの怖いところは、管理者がいないと荒れてしまうことです。

ビニールが壊れたり、ハウス内に草や木が生えたり最終的にはハウス内に入れない状況になったりもします。そしてビニールハウスは慣れていればいいですが、簡単には解体ができないので処分に困る人も多くいます。

 

デメリット② 設備投資が負担となる

ハウス栽培をすると、やはり設備投資が高額となります。それは中古を活用しても同じです。

ハウス栽培にすることで収益見込みはもちろん上がりますが、同時に作業負担や作業量も増加します。

設備投資が高額となると人件費充てる資金が少なくなり経営者の作業負担が激増してしまう負の連鎖がおきます。

 

デメリット③  夏場は高温作業となる

ハウス栽培のデメリットは、やはり夏場の猛暑日での作業です。

ダイエットしたいなら良いのかもしれませんがやはり猛暑でのハウス内作業は30度~40度まで上がるため非常に厳しい環境での作業となります。立ち眩みやめまいは当たり前です。

さらに辛いのは、ピーマン自体も高温障害が発生してしまうことです。特に、

■尻ぐされ

が多発するので高温作業負担と尻ぐされの被害で精神的に落ち込みます。

高額な設備投資をして作業負担や病気が増加するので7月~8月は非常に苦しい期間となるでしょう。

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?今回はハウス栽培のメリット、デメリット、そして中古ビニールハウスサービスについて少し宣伝をさせて頂きました。

私はやはり総合的に考えてハウス栽培をお勧めしております。

ハウス栽培は高収益作物(例えばトマト、ナス、きゅうり、ピーマンなど)を育てることができるので、小さい面積でも年商1,000万円を越えることができます。実際に私達も越えています。

しっかり設備を整えて技術や知識を習得することで会社員以上の利益を見込むこともできます。

農業に興味があるけど一歩踏み出せない人はぜひこれからもピーマンブログを見てください。きっと挑戦するきっかけが見つかると思います。

あなたの挑戦を応援しています。