ピーマン品種「京ひかり」を紹介します。

 

強くて実が大きくなりやすいことが特徴のピーマン「京ひかり」について詳しく解説します。

 

特徴

肉厚で皮は軟らかく、鮮やかな濃い緑色が特徴の中型種のピーマンです。

青臭さや苦みがほかのピーマンに比べてマイルドで食べやすいです。

低温時期でも果実はよく肥大し、ピーマンの成長中に起こる黒あざ果の発生が少なく栽培全期間を通じて果色は濃緑でツヤがよいです。

低温や日照が少ないおよび高温時期でも着果がよく、長期栽培を含めた幅広い作型に適応できます。

草勢が強いですが株のサイズとしては中程度で栽培後半に枝が垂れにくく、トンネル・露地栽培に最適な夏秋用中型ピーマンです。

 

旬の時期は?

5月中旬〜11月中旬頃です。ビニールハウスを利用すると長期間栽培できます。

 

栽培のポイント

・基本的な育て方は一般のピーマンと同じです。

・1番花開花直前苗の植え付けを基本とします。

・尻腐れ果などの生理障害防止と良品・多収の為には、夏場の高温乾燥期に十分なかん水を行い、草勢を維持することが重要です。

 

病気に強い!

京ひかりはPMMoV(トウガラシマイルドモットルウィルス)という土壌感染するウイルスに対する耐病性を持っています。

 

PMMoVとは?

初めは5月中旬から下旬あたりに新葉に凹凸、お椀状の反り、まだら模様(黄色っぽく色が抜ける)などの症状が現れます。発病しても枯死はしませんが、健全な株との差が開き減収や品質の低下につながります。

土壌伝染により複数年に渡って発病を繰り返し、伝染力が強いため、産地全体に拡大してしまいます。

※京ひかりはPMMoVに耐病性はありますが、予防的に土壌消毒は行います。

 

PMMoVへの耐病性を持ち育てやすく、ピーマンが苦手な方でも食べやすい「京ひかり」を是非試してみてください!

 

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