嫌光性種子とは

 

嫌光性種子

嫌光性種子(けんこうせいしゅし)とは、発芽に光を必要としない種子の事で、光に反応して発芽が抑制されてしまいます。

光が少なく、暗い所で発芽率が高くなるタイプの種子です。

暗発芽種子(あんはつがしゅし)とも呼ばれます。

 

嫌光性種子の種のまき方

種の2~3倍の深さに種を播き、土をかぶせます。

そしてたっぷりと水を与えて下さい。発芽までは培土を乾燥させない事がポイントです。

光がいらないとはいえ、深く播きすぎると発芽しない場合もあるので、注意しましょう。

 

嫌光性種子の野菜
ピーマン、大根、きゅうり、玉ねぎ、かぼちゃ、トマト、ナス、ニラ、ネギ、唐辛子 等

 

好光性種子

好光性種子(こうこうせいしゅし)とは、発芽に光が必要な種子の事で、光に反応して発芽が促進されます。

明発芽種子(めいはつがしゅし)や光発芽種子(ひかりはつがしゅし)とも呼ばれます。

 

好光性種子の種のまき方

種に土は薄くかける、もしくは土をかけない。その場合は、乾燥に注意しましょう。

厚く土をかけてしまったり、暗い状態では発芽を抑制してしまいます。

 

好光性種子の野菜
キャベツ、レタス、カブ、ブロッコリー、ごぼう、人参、セロリ、春菊、しそ 等

 

中間性種子

中間性種子は、嫌光性種子と好光性種子2つの中間で光の影響を受けない種子の事です。

光があっても暗黒でも、どちらでも発芽する性質を持ちます。

 

中間性種子の野菜
エンドウ、インゲンマメ、ソラマメ、ほうれん草、小松菜、トウモロコシ、オクラ、ゴーヤ、スイカ、落花生 等