株間とは?最適な距離を知ろう

 

株間と条間

株間

株間とは作物の株と株との間のことをいいます。

種まきや定植時は株間が狭くても問題ないですが、作物の生長と共に根が伸び、茎葉も生い茂ってきます。

生長した時に根が絡み合ってしまったり茎葉が繁茂して風通しが悪くなれば収穫量が減ったり、病害虫が発生する原因になります。

条間

畝が広い場合、畝に1列ではなくて2列以上の苗を植えることがあります。

この列のことを条(じょう)と呼び、条の苗の中心から隣の条の苗の中心までの距離のことを条間と言います。

農作物に与える影響

病害虫のリスク

密植の状態だと湿気がこもりやすく、風通しも悪くなり病害虫の発生リスクが高まります。灰色かび病やうどんこ病、斑点病など様々な病気が発生しやすくなります。

日照不足

茎葉の伸長が促進され葉が重なり合ってしまうと、下部の葉に日光が届きにくくなり光合成が十分に行われず、成長が阻害されます。

栄養競争

十分な株間は根が広がり、土壌からの栄養素を効率的に吸収できます。一方、作物の過密な状態は、根の競合が激しくなり栄養素の取り合いが生じてしまいます。

 

作物別株間

農作物はそれぞれに適した株間があります。

根が広がるのに十分なスペースがあり、生長しても風と光が行き渡るようにする距離です。

逆に広すぎる間隔は土壌の栄養分を無駄にしたり、効率的な栽培ができません。

推奨株間 作物名
5cm ホウレンソウ・小松菜
10cm ネギ・ニンジン・カブ(小蕪)
15cm チンゲンサイ・水菜・タマネギ・ニラ・ゴボウ・春菊
20cm ナバナ・シソ
30cm オクラ・エダマメ・インゲン(ツルナシ)・エンドウ・落花生・トウモロコシ・大根・カブ(大蕪)・ジャガイモ・パセリ・イチゴ
40cm ソラマメ・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・白菜・レタス・リーフレタス・セロリ・サツマイモ・インゲン(ツル有)
50cm ピーマン・トマト・ナス・キュウリ・メキャベツ・アスパラガス・パプリカ・トウガラシ
100cm カボチャ・スイカ・メロン・ズッキーニ・ゴーヤ

家庭菜園では限られたスペースでの栽培で株間を十分に取れない場合もあると思いますので目安として考えましょう。

野菜の種子袋に畝幅や株間の記載があります。記載の幅通りか記載より少し広くすると風通しが良くなりよいでしょう。

 

ピーマンの株間

農家によってばらつきがありますが、私達は1畝に対して、1列、50cm間隔で植付けを行っています。

ピーマンは生長すると草丈1m~2m程になり、茎葉も繁茂します。

暑さに強く日光を好む野菜でもあります。

生長して背丈が高くなり枝が広がったときのことを考え、株間を十分に取ってあげることが重要です。