私達の圃場では主に「京ゆたか」を栽培しています。岩手県のピーマン栽培では京ゆたかの栽培が多いとされています。このページでは「京ゆたか」の特徴を解説していきます。
特徴
低温・少日照下でも着果と肥大性にすぐれ、多収性に富んだハウス用の中型種です。
果実は尻づまりがよく、実のサイズや形が揃いやすく秀品率が高いです。
果肉はやや厚く食べ応えがあり、品質と日もち性にすぐれます。
枝の伸びや分岐が良く、成り休みが少なく着果数も多いので1株でも多くの実を収穫できます。
形はやや縦長ですが肩部分とお尻の直径差があまりないのでふっくらとした印象です。
主にハウス栽培に適していますが、促成栽培・半促成栽培・雨よけ栽培・路地栽培・ハウス抑制栽培と様々な作型に対応できます。
旬の時期は?
一般的な家庭菜園の場合では6月~10月中旬頃までです。ビニールハウスを利用すると長期間栽培できます。
栽培のポイント
・基本的な育て方は一般のピーマンと同じです。
・植え付けは1番花開花直前の苗を基本とします。
・追肥は1番果収穫のタイミングで開始し、草勢を見ながら追肥を続けます。
収量が多く、果実の品質および日もちがよいという特徴がある京ゆたかは安定した収穫量や出荷量を維持でき、農家にとっては嬉しいポイントです。
家庭菜園の場合でも他のピーマンと同じ育て方ですので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。