BMようりんとは?

BMようりんとは

熔成リン肥(ようせいりんぴ)の略で、「ようりん」と呼ばれます。

主成分はリン酸、石灰を含むリン鉱石、ケイ酸、苦土になります。ホウ素・マンガンの入ったものがBMようりんです。

 

BMようりんの特徴

・ようりんにはリン酸、ケイ酸、苦土、石灰がバランスよく含まれているので、土づくり肥料として米作り・麦・野菜・果樹・大豆・飼料作物などに幅広く使用されています。野菜・果樹を中心とした畑作物には、ホウ素(B)と マンガン(Mn)を含む「BMようりん」がより効果的です。

  • ホウ素…根や新芽の生育を促進したり、細胞分裂や受粉に関わります。
  • マンガン…植物体内では炭水化物や有機酸、窒素などの代謝に関わる酵素に含まれる微量要素です。葉緑素のほかビタミン類の生合成にも必要な成分です。

 

・アルカリ分45%が保証され弱アルカリ性として土壌のpH調整にも役立ち、土壌の酸度を緩やかに矯正することができます。

・収穫残渣に散布するとようりんに含まれる成分が、収穫残渣の分解に必要な微生物の栄養源となり収穫残渣が早く腐熟し分解を促進します。

 

ようりんの施用

ようりんは一般的には元肥として土づくりの際に施用します。

リン酸は生育初期の段階で必要であり土壌に固定されて流亡しにくい性質から、元肥として最初に全量を施肥するのが基本です。