露地栽培について解説します!
岩手県でピーマン専業農家として活動しております小野寺です!
一関市にて認定農業者となりピーマンに人生を捧げています。
またこちらのピーマンブログではピーマン栽培や農業経営について有益な情報を掲載していますのでぜひ皆さんのお役に立てれれば幸いです!
今回は、ピーマン露地栽培について解説していきます。
露地で栽培するメリットやデメリットはもちろん、私が実際に取り組んでみて苦労した点などもご紹介しながら解説します。
露地栽培とは?
露地栽培は、屋外の畑で自然環境を活かして作物を育てる方法です。
ビニールハウスや温室といった人工的な設備を使わずに、土に直接種や苗を植えて自然の気候と土壌を利用して作物を育てます。
目次
①露地栽培の生産期間
②露地栽培の収穫見込み量
③露地栽培のメリットとデメリット
④露地栽培をしてみた結果
⑤露地栽培の設備紹介
①露地栽培の生産期間
ピーマンを露地で育てる場合に注意する点は、やはり気候です。ピーマンは高温を好み、寒いと生育が停滞しますので気温が大事です。
また定植初期は苗がまだ小さく、強風で苗が折れたりしますので植える時期は早ければいいわけではありません。
岩手県を含む東北地方では、通常ですと、
5月中旬定植
が基本となり、霜が降る10月下旬まで収穫ができます。
また露地栽培で朝晩トンネル保温することで5月上旬に定植することもできます。
②露地栽培の収穫見込み量
露地栽培の見込み収穫量はハウス栽培と比べるとやはり落ちますが、上手に管理することで収量を増やすことが可能です。
全国平均も公開されていますが、私達が実際に取り組んでみた結果で比較してみたいと思います。
ハウス栽培
8,000㎏~12,000㎏/10a
露地栽培
6,000~10,000㎏/10a
大きな変動があるのは、その年の気候や災害、病害虫によって収穫量が大きく変化するためです。
常に高い水準で収穫量を維持するためには適切な防除が必須となります。
防除とは農薬散布のことを指します。
適切な農薬散布やその効果などは「ピーマン病害虫」でまとめていますのでご確認ください。
ハウス栽培や露地栽培でも例外なく病気や害虫の被害にあいます。
私も苦労していましたが、発生する前に予防で防除することで被害を抑えることができ収穫量を飛躍的にあげることができました。
③露地栽培のメリットとデメリット
露地栽培のメリットとデメリットを比較してみましょう!
メリット
①初期投資や維持費用のコストが安い
施設栽培に比べて設備投資が少なく、その分農地を拡大しやすいです。
また、大雪や台風などで設備がダメージを負うリスクもなく安心です。
②効率的な土地利用
季節に合った複数の作物の栽培ができたり、輪作もしやすく連作障害を避けることができます。
特に大きいメリットは初期投資を抑えることが出来る点です。
私は現在はハウス栽培100%ですが、初期の頃は露地栽培も組み合わせながら初期投資を抑えつつ得た利益でハウス設備を増やしてきました。
デメリット
①自然災害・自然環境の影響に弱い
低温や猛暑、長雨などその年の気候や天候の急変、病害虫の発生、害獣による被害に遭いやすいです。
②収穫期間が短い
③雨天時の作業が困難
④泥や汚れがピーマンに付着する
などが考えられます。
私も洪水により大被害を受けたことがありますが、大雨や土砂災害などの被害を受けやすいのが弱点です。
雨天時に泥や汚れがピーマンに付着することで磨く作業が追加となり作業負担が増加する点も大きなデメリットかと思います。
④露地栽培をしてみた結果
結論から述べると、
露地栽培よりハウス栽培の方が良い
ということに間違いないのですが、初期投資を抑えたい、あるいは、栽培や管理、収穫や選別出荷の経験を積みたい方にはまずは露地栽培から始めてみることが大切だと感じます。
私もド素人から始めましたが、現在では売上1,000万円を越えるまでに成長することができました。
とにかく経験と失敗。そして対策方法を実践していくサイクルが大事です。
⑤露地栽培の設備紹介
最後に露地栽培をする際の基本的な設備をご紹介します。すみません!画像が良いものがなく台風被害を受けた露地栽培設備を参考に解説します。
必要な資材一覧
①直管パイプでやぐらを組む
②フラワーネットを2~3段設置する
③フラワーネットがたるまないようにマイカ線を通す
④マルチ内に潅水チューブを設置する
これらを整えることで露地栽培でしっかり収穫することができるようになりますのでぜひ参考にしてください。また使用する商品の詳細を下記に掲載しますのでぜひ参考にして頂けると幸いです。
【商品詳細】