繁殖力が強く大量発生する「スギナ」の駆除方法を解説

 

スギナとは?

スギナは庭や畑、道ばたなど様々な場所に生えている雑草なので目にしたことがある人も多いと思います。

スギナとつくし(土筆)は地下茎で繋がっており、スギナは光合成を行い、つくしは胞子を飛ばす役割を担っています。

繁殖力の強さと駆除の難しさから、別名「地獄草(じごくそう)」と呼ばれるほど厄介な雑草です。

冬になって地上部の葉が枯れても地中に根が残っているため、翌年にまた同じ場所から芽を出します。土中に伸ばした地下茎(根)であっという間に増えていきます。

スギナはアルカリ土壌でも酸性土壌でもよく生えてきます。

 

スギナを駆除しないとどうなる?

・虫が寄ってくる

スギナを食べにきた虫に他の植物まで荒らされてしまう恐れがあります。

・アレルギー症状が出る

スギナに限らず雑草はアレルギーの原因となる物質を持っていることが多いです。放置しておくと皮膚や目の痒み、喘息の症状などが出てくる可能性があります。

 

スギナの駆除・防除方法

・除草剤を使う

地下茎から増えるスギナを根から枯らすには、土中の根まで浸透移行するタイプの除草剤が良いでしょう。

大体撒いてから2、3日後、遅くても1週間後には効果が出てきます。 除草剤を撒いて放置するだけで勝手に枯れていくので手軽に駆除できるのがメリットであります。

 

・防草シートを敷く

地表を覆って草を生えにくくする防草シートもスギナの対策に有効です。

防草シートは植物から太陽の光を遮断し、成長を遅らせたり生えてこないように予防するシートのことでホームセンター等で購入できます。

芽吹く力の強いスギナがシートを突き破って出てこないよう、高密度で厚みのあるタイプの防草シートが良いでしょう。

 

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