同じ品種のピーマンを育てているのに果実の色に濃淡の差が出てくる場合があります。
これは「白果」と言われる生理障害の一つです。この白果について原因と白果を防ぐ対策を詳しく解説していきます。
白果とは?
生育時の日照不足による生理障害の一つで、果実の色が全体的または一部白かったり薄かったり濃い緑色でないものを白果と言います。
時期
8月以降に発生しやすくなります。
原因
・整枝作業が遅れたことによる枝の繁茂
・日照不足
主にこの二つが原因で果実に十分太陽の光が当たらず濃い緑色にならなかったと考えられます。
対策
7月の収穫ピークを過ぎると、茎葉の伸長が促進されます。
過度に茎葉が込み合う場合は白果発生の原因となりますので枝のを適度に間引くなど整枝作業を行いましょう。
但し、一度に大量に枝を切り落とすと草勢が弱まりますので、数回に分けて整枝作業を行います。