ピーマンの変形果を解説します

 

 

変形果とは?

ピーマンを栽培していると実の先が細長くなってしまったり、ひん曲がってしまったり、しわが寄って形が悪くなってしまったり、スーパーで売っているような真っ直ぐふっくらとした実にならない場合があります。

このように形が悪い果実のことを「変形果」または「奇形果」と言います。

時期

1年を通して発生します。

原因

・花の形成期の温度変化

花の形成期に適温より低い気温だとピーマンはうまく花をつけることができません。また、開花期に極端な低温や高温になると不良花や不受精が発生します。

花の形や茎の形が悪くなることで、実の形も悪くなってしまいます。

・肥料と水分不足

ピーマンは6月以降次から次へと実をならせます。実をならせるためには養分とエネルギーを使います。

ピーマンは肥料をたくさん必要とします。植え付け直後の元肥だけでは足りず、追肥(追加で肥料を与える)をしなければいけません。

肥料と同じく水分も多く必要としますので、適度な水やりも必要です。

6~7月頃に既に実が曲がったりしわが寄っているようであれば肥料不足と水不足が原因と考えられます。

・夏の暑さや実の成り過ぎによる株の疲れ

ピーマンは中南米原産の野菜で生育温度が23~30℃と高いので暑さに強い野菜です。しかしそれでも暑さで株は疲れてしまいます。

その上実が沢山なればその分株も疲れます。

ピーマンの栽培期間は長いので9月後半以降は株は疲れている状態です。この時期の変形果はある程度仕方ないと割り切りましょう。

 

対策

・枝葉の整枝作業

枝や葉が必要以上に生い茂っていると光量不足になり草勢が悪くなり変形果ができやすくなってしまいます。適度に摘葉を行いましょう。

・実のなりすぎに気を付けましょう

収穫ピークになると1株に沢山の果実がなります。収穫が遅れ実らせる果実が多すぎると株が成り疲れの状態になります。

実が曲がる状態の時は適宜収穫を行い実の数を調整しましょう。

・肥料不足に気を付けましょう

固形肥料でも液体肥料でもどちらでも良いので2~3週間に1回のペースで肥料を切らさないよう定期的な追肥 を行いましょう。

・乾燥に気を付けましょう

乾燥が続くと変形果だけでなくカルシウム不足による尻腐れ果も発生します。過乾燥にならないよう適宜水やりを行いましょう。

但し常に土が湿っている加湿状態だと株が根腐れを起こすこともあるので注意が必要です。

 

変形果は出荷できる?

私達ピーマン農家は傷や変色がない変形果はA品に次ぐ「B品」として農協へ出荷しています。

軽度の傷や変色があるものは訳あり品としてふるさと納税やスーパーへ出荷します。

果実が曲がっていても味は変わりありませんので美味しく食べることが出来ます。

 

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