
ピーマンはカルシウムが不足すると尻腐れという生理障害が起こります。
このページではピーマンのカルシウム肥料について、解説していきます。
カルシウムの成分とその働き
カルシウムは作物にとって中量要素の一つで、農作物の栽培において次のような働きがあります。
・植物内部でペクチンという多糖類と結合し、細胞膜や細胞壁を丈夫にして病害虫に対する抵抗力をつける
・根の生育を促進する
・土壌酸度(pH)の調整
カルシウム欠乏の原因
カルシウム肥料の不足
カルシウムは水と共に植物の各所に移動して各部位に分配されますが、植物の体内を移動するのが遅く、上の葉や果実の先端まで届きにくい性質があります。
そのため、葉先や芽先、果実など、植物の根から離れた部分では利用できるカルシウム量が限られ、カルシウム欠乏の影響が現れやすくなります。
代表的なカルシウム欠乏症には、ピーマンやトマトの尻腐れ果、白菜やキャベツ、玉葱の芯腐れなどがあります。
カルシウム欠乏症が収穫直前に現れるということも多く、せっかく大きくなった果実が腐れてしまうのはとても残念です。
特に栽培期間の長い果菜類では症状が出てからでは遅く、不足する前に追肥で補う必要があります。
カリウム過剰による吸収阻害
土壌中のカリウムが過剰になると、カルシウムやマグネシウム、チッソ、リン酸が吸収されにくくなり、各要素の欠乏症があらわれます。
カルシウム、カリウム、マグネシウムはいずれも作物に必須の重要な養分ですが、どれかの吸収が多くなればどれかの吸収が妨げられるという、互いに拮抗作用があります。
乾燥や水分不足
カルシウムは根が水を吸収すると共に植物の体内へ運ばれます。
土壌の乾燥が続くと、カルシウムが移動するための水が足りなかったり、蒸散が激しいと葉にカルシウムが集まり、果実に行き届かなくなります。
土壌中にカルシウムがあっても、尻腐れや芯腐れが発生することがあります。
土壌の乾燥に気をつけ、少し湿った状態に保つことも大切です。
高温、強日射による蒸散不良
外気温の高温や夏場の強い日射は植物がうまく蒸散できなくなってしまいます。
蒸散とは植物の葉や茎などの表面から水蒸気が放出される現象で、水分調節や乾燥から身を守る重要な役割があります。
蒸散がうまくできないと、根から水分を吸収することができず、植物体内でカルシウム不足が起こってしまいます。
土壌環境の悪さや根傷み
土壌の過湿や過乾燥、センチュウなどの病害虫による根傷みで根の機能が弱ってしまうと、肥料の吸収が抑制され、カルシウム欠乏が起こります。
センチュウ(線虫)は土の中に潜み、体長が0.3~1㎜と非常に小さく体色もほぼ透明の為、肉眼では見えません。作物の根に穴をあけて侵入し
様々な生理障害を起こします。
カルシウム肥料について
バイカルティ
- 有機酸(蟻酸)カルシウムに高分子カルシウムを配合した粉剤です
- 有機酸カルシウムは、植物へのカルシウムの吸収を促進するために使用される肥料です。
- 十分なカルシウム補給と作物への付着性や乾きやすさなどの特徴があります。
- 高分子カルシウムの特長により分散性、乾燥性が向上し、薬液汚れを軽減(梅雨時期や多湿時等)します。
- 優れた溶解性と分散性による薬斑軽減などのはたらきがあるため、銅剤使用時期にも散布できます。
- 乾燥後、成分の一部が透明に残り被膜を形成し、白くならないので薬斑が残りません。
- 成分
- カルシウム CaOとして 34%
- 使用方法
- 葉面散布:500~1,000倍 農薬使用時期に散布可能
- 倍数、回数に制限はなし (葉面散布、かん水のどちらでも使用可能)
- 散布目的
- ピーマン:カルシウム欠乏(尻腐れ)、日焼け対策、薬液乾燥促進
- 散布時期
- 定植以降 定期的散布
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