ピーマン農家の活動日記

 

岩手県一関市でピーマン栽培及びビニールハウス関連で事業を営んでおります

こちらのページでは私達の日頃の活動を日記として掲載していきます。

 

■2023年

 

■1月3日 ピーマン活動日記を始めました(*^▽^*)

あけましておめでとうございます!

一関市でピーマン栽培をしている小野寺と申します。

千葉県から岩手県一関市に移住し、新規就農してから早5年...

まだまだ上手くいかないことや、分からないこと、分かっていても出来ないことが多く農業って難しい!と日々感じております。

このピーマン活動日記ではピーマンの作業記録として更新しながら、

ピーマン農家としても、共に成長していければ良いなと思いますのでよろしくお願いいたします!

 

 

 

■1月4日 排水対策してます!

本日強風吹き荒れる晴天の中、仕事始めです。例年この時期は雪が降り積もるのですが、今年は雪がなく穏やかな年末年始です。

ハウス内の排水対策として、重機で掘削作業をしております。

深く穴を掘り、その中に竹ともみ殻を入れまた埋め戻します。

水はけが改善され、ピーマンも例年以上に収穫できるのを期待しています!

ピーマンの様子は随時ブログ更新していきますので、乞うご期待ください!

 

 

■1月5日 もみ殻について

昨日の日記で触れた、もみ殻を入れることによる効果について。

もみ殻は圃場に入れることで土壌を柔らかくし、通気性や水はけを良くする効果があると言われています。

このもみ殻は近隣の方から提供していただきました。地域の方々との繋がりに感謝です(*^^*)

 

 

■1月6日 ハウスのビニール張り

今日はハウスのビニール張りの手伝いを行いました。

風が吹くとビニールがすぐに煽られてしまうので、風が吹いていない瞬間を狙い張っていきます。

無事に張り終わることができ、ハウスも完成し、一安心です。

 

 

■1月10日 ハウス施工の現場

今日もハウス施工の現場の手伝いを行いました。

アーチパイプを立て、オートレベルと呼ばれるレーザー測定器で平行を見ます。

ハウスの四隅にピントを合わせるのに少し手こずりましたが、無事平行をとることができました(^^)/

 

 

■1月11日 育苗施設の準備

今月中旬~のピーマンの種まき(播種)に備えて、育苗施設の準備を始めました。

ピーマンの種をまくセルトレイ、培土の確認をします。

セルトレイは、ポリポットに移植する時の苗の大きさとそれまでの育苗期間から考えて200穴のものを用意します。

培土は、セルトレイに向いている土粒の大きさが均一なものを使用します。

育苗を始めて2年目ですが、今年も元気なピーマンを育てられるように頑張ります(*^^*) 

 

■1月12日 大型ビニールハウス張替  

本日、宮城県大崎市でビニールハウスの張替作業をしました。ヤネ張り終えたあとに強風となり間一髪完成できました。

今後も高品質、低価格でサービスを提供していきます。引き続きよろしくお願い致します。 

 

■1月16日 種まき準備

ピーマンの種をまくセルトレイに “ ソイルフレンド ” という培土を入れる作業をしました。

ソイルフレンドは野菜の発芽、栽培用床土としてその特質に合うように作られた専用の培養土です。

育苗施設の地温を30度に設定し、土を数日間温めます。

まだまだ寒い日が続くので温度管理も大事な作業の一つです(^^)

 

■1月17日 培地詰め完了

昨日からの続きで、今日もセルトレイに培土を詰める作業をしました。

種まき(播種)までに地温を30℃まで上げ、土が乾いたらかん水をして、乾燥しないように気を付けます。

今年度植え付け予定の種、4800粒以上分の培地詰めが完了しました(^^)

昨日詰めた培地の地温は約25℃になっていたので、もう少しで種まきも始められそうです。

今年もいよいよピーマン栽培が始まることを実感しています!

 

■1月18日 種まきしました! 

培地の地温が、十分に温かい状態に保たれていることを確認できたので、種まきをしました(^^)

本日は京ゆたかという品種の種を1000粒まきました。

200穴のセルトレイの場合、1セルあたり1粒を中央にまきます。ピーマンの種は小さいので、ピンセットを使ってまきました。

次に、ふるいなどで培土を均一になるように覆土します。

最後に、30℃くらいのぬるま湯を、トレイの底からしみ出す程度にたっぷりとかん水します。

発芽するのを楽しみに待ちたいと思います!

 

■1月19日 ピーマンの品種

本日も種まきをしました。この京ゆたかの特徴は、

・低温・少日照下でも着果と肥大性にすぐれ、多収性に富んだハウス用の中型種

・果肉はやや厚く、品質と日もち性にすぐれる

・尻づまりが良く形やサイズが揃いやすいので、秀品率が高い などがあります。

この小さな種一粒一粒が成長して立派なピーマンになってくれるのを楽しみに育てていきたいです。

■1月23日 発芽

本日朝発芽を確認しました。1/18に種まきをしたので5日目で最初の発芽となりました。

まだまばらなので明日以降どんどん芽が出てきてほしいです(*^^*)

今週は寒波で連日雪と氷点下が続くようなので、温度管理にも気を付けたいと思います。

 

■1月25日 仮植に向けての準備

今日は仮植に備えてポットへ培土を入れる作業をしました。

仮植とは発芽後ピーマンの本葉が2~2.5枚展開したら、苗を1本ずつポットに植え替えることです。

約5,000株分準備しなければいけないので数日かかる作業です。ひたすら1個1個土を詰めていきます。

寒波で厳しい寒さですが、ピーマンの種も少しずつ発芽数が増えてきており、頑張って成長してくれています!

■1月26日 日々成長中

寒波も落ち着き、今日の日中は晴天だったのでビニールハウス内の温度も上がり暑くなりました。

この暖かさでピーマンの発芽も一気に増えたような気がします。

双葉が開いた芽も多く確認できました。

発芽するまでは不安でしたが、どんどん芽が出てきてくれて一安心です(*^^*)

 

 

■1月27日 種まきから9日目の様子

種を撒いてから9日経ち、次々と可愛い芽が出揃ってきています(^^)

一日の中でも、午前と午後で一目瞭然で分かる芽の成長のスピードに毎度驚かされます!

今週前半はとても寒い日が多く心配していましたが、元気にすくすくと成長してくれて嬉しい限りです。

今後も温度管理と乾燥に気を付けながら、次の仮植に向けて準備を進めていきます。

■1月31日 種まきから13日目の様子

撒いた種のほぼ全ての芽が出揃いました(^^)

発芽後は、ピーマンが徒長するのを防ぐため夜温を上げすぎないように注意します。

昨年度は夜温が高すぎたようで、徒長気味の苗になってしまいました(><)

なので今年は昨年度の反省を活かし、仮植までに徐々に夜温を下げて丈夫な苗を作りたいと思います!

■2月1日 種まきから14日目の様子 

ピーマンが発芽してから、約1週間経ちました(^^)

子葉展開までは日中の温度を、25~28℃で管理しますが、子葉展開後は日中の温度を25℃程度で換気を行いながら管理します。

また、培土が乾燥していたら午前中にかん水を行います。 

冬期間の育苗は、トンネルの開閉の遅れが高温障害に直結するので、こまめに様子を見ながら温度管理を徹底していきます!

 

■2月2日 種まきから15日目の様子

今日は天気が良く日中はピーマンの芽にもたくさん太陽の光が当たっていました☀

毎日15時を目安に換気を終わりにし、夜の寒さに備えてトンネルを被せます。

毎日見ていると分かりにくいですが、日中気温が上がってくれることで少しずつ芽が大きくなっています。

■2月3日 種まきから16日目の様子

今日は朝から雪が降っていて日差しもなかったので、11時くらいからトンネルを開け換気をしました。

培土が乾燥気味だったので午前中にかん水をしましたが、午後は日が当たっていたからか見てみるともう乾いているところがありました💦

たっぷりとかん水をしても、並べておいた外周側は乾燥しやすいので、天候と苗の状態をしっかりと確認して管理していきたいと思います!

 

 

■2月6日 種まきから19日目の様子

寒い日々が続きますが、ピーマンの芽は頑張って成長を続けてくれています。

ただ、中には小さいままなかなか大きくならない芽や残念ながら萎れてしまった芽、発芽していない芽もあります。

本葉がちょっと出てきた芽もあり、ピーマンの芽といえど成長はそれぞれです。

この発芽している芽たちを全て春の定植で植えられるように大切に育てていきたいと思います。

■2月7日 種まきから20日目の様子

今日は、風もなく穏やかな天候で暖かかったので午前中のかん水もたっぷりし、育苗のトンネルも大きく開けて換気をしました。

春の訪れを感じるほどの暖かさでしたね(^^)今日でグンっと成長してくれることに期待します!

ピーマンの芽は約5㎝程になり、毎日見ているとあまり変わりがないようですが、葉も少しずつ大きくなっているようです。

鉢上げは、本葉が2枚~2.5枚を目安にする予定なのでもう少しかかりそうですが、それまでしっかり成長を見守りたいと思います。

 

■2月9日 種まきから22日後の様子

今日は日中は2度までしか気温が上がらず風も強かったのでハウス内もあまり気温が上がりませんでした。

葉が大きくなってきて隣り合う苗同士の葉が触れ合っているところがあります。

密植の状態になると、株同士が他よりも自分を良い状態に置きたくて上へ上へと競り合うように伸び徒長の原因になってしまう場合があるので気を付けたいです。

■2月10日 堆肥撒き

今日はハウス内に堆肥を撒く作業を行いました。

堆肥は土壌改良の為に用いられる農業資材で、家畜の糞や落ち葉などの有機物を微生物によって分解・発酵したもので、堆肥を土に混ぜ込むと土がふかふかになる効果があるとされています。

ピーマンの育苗と共に圃場準備も着々と進めています!

■2月14日 種まきから27日目の様子

もうすぐ種を撒いてから、1ヶ月になります。本葉も出てきて順調に大きくなっています(^^)

芽は6㎝程になり、双葉も大きくなって、隣の葉に重なるようになってきました。ちょっと窮屈そうに感じます💦

もう少し本葉が大きくなって来たら、いよいよ鉢上げです。

鉢上げの準備も整っているので、このまま順調に育って来週には鉢上げできれば良いなと思っています!

■2月15日 5月定植ピーマンの種まき

本日は5月に植える予定のピーマンの種まきをしました。

京波という品種で特徴は、

・(実が)表面にツヤがあり成長中の傷に強く、綺麗な状態のものが多い。

・肉厚で乾燥時期の割れや尻腐れにも強く、病気にもなりにくい。

・草勢が比較的強く、分枝力が旺盛で実も沢山採れやすい。

家庭菜園でも育てやすいと言われている品種ですので、是非ご家庭でも育ててみてください!

 

■2月17日 根張り促進肥料「RHYZO」

今日は発根伸長を促進する粉末液肥のRHYZO(ライゾー)をかん水と同時に施用しました。

アミノ酸を主成分とする作物の根域活性を目的とした根張り促進型肥料です。

・主根、二次および三次根や根毛の伸長、さらにダメージを受けた根の再生に効果がありストレスを与えることなく、植物が本来持っている生長機能を引き出す

・高い発根伸長力で根量が増加するので株元をしっかりつくり、ぐらつきがなくなり安定する

などの効果があります。

施用時期例は生育初期、移植時、初回施用から7~10日後、苗木、根傷み時、高温期、降雨期、冬季、開花期、果実肥大期、成熟期、生殖生長期の成り疲れなど多岐にわたります。

効果が出ることを期待して待ちたいと思います。

■2月20日 仮植

今日は天気も良く日中は気温が上がったので仮植(鉢上げ)を行いました。

セルトレイから根を切らないように慎重に一株ずつ苗を取り出して仮植します。

窮屈そうだった苗を広いポットに移動できて一安心です。

■2月21日 仮植2日目

今日も昨日に引き続き仮植の作業を行いました。

仮植したてはまだ根が張っていないことで苗が寝てしまうことがあります。根が張るにつれてまっすぐになるのですが元気のない苗を見ると心配になります(>_<)

晴れたり吹雪いたり変わりやすい天気でまだまだ寒いですが元気に成長を続けてほしいです。

■2月28日 鹿沼土

土壌に「鹿沼土」を散布しました。

ピーマン栽培の適正土壌pH(土壌酸度)は6.0~6.5の微酸性ですので、アルカリ性(pH7.0以上)が強いとピーマンの生育が悪くなってしまいます。

この鹿沼土は酸性の土であるためアルカリ性の土を中和する効果があります。

他にも鹿沼土は軽石質なので通気性、保水性、排水性に優れるという特徴もあり、効果に期待しています。

■3月1日 

先週から始めた仮植作業も順調に進んでおり、苗も元気に成長しています。

3月に入り最近は気温が10度を越える日もあり、日中ハウス内はとても暑くなります。

このまま暖かい日が続き、ピーマンの苗もどんどん大きくなってほしいです(^^)

■3月3日

4月定植分の苗、約4,000株の仮植が完了しました。

仮植後も苗は順調に成長しています。

茎が曲がってしまっている苗には竹串を刺して真っすぐに成長するように促します。徒長には注意しなければいけません。

■徒長苗になる原因

■3月7日 潅水チューブ設置

暖かい日が多くなり、水道管凍結の心配もなくなったので潅水(かんすい)チューブを設置し水を通しました。

乾燥しきった土壌に潤いを与えることができました。

この後マルチを張り、植え付けまでの間肥料や堆肥などを土になじませ地温を高めます。

 

■3月9日 種まきから50日目

鉢上げ後のピーマンの苗は個々で成長の差はあるものの本葉も大きく増えてきました。

最近は日中の最高気温が18℃前後で暖かい日が続いているので、このままどんどん大きくなっていってほしいです。

 

 

■3月13日 マルチ張り

マルチを張る作業を行いました。

マルチは畝の表面にピッタリと張り、定植までの間保温、保湿をします。

風でめくれないようにマルチの端をしっかり土で埋めたり、ピンで固定することも大切です。

【関連記事:■マルチ張り作業を解説

■3月17日

育苗中のピーマンの苗が大きくなってきたので、隣り合う葉同士が触れ合わないように“ずらし”の作業を行いました。

密植の状態だと徒長の原因にもなるので気を付けなければいけません。