播種(種まき)をスムーズに進められるように事前に準備します。
このページでは播種前に準備するものや培地詰めの工程を解説していきます。
種まきの準備
◎準備するもの
- セルトレイ(プラグトレイとも呼ばれます)
- 小型のポットを多数連結させたトレイのことです。
発芽や育苗の時期は温度や水管理のしやすい場所で育てられ、ある程度育ってきてから鉢上げ(仮植)することができます。
深さが約3cmで短期間の育苗向きです。一ヶ月程で鉢上げできる大きさまで育ちます。
1トレイあたり、70~300程度の様々な穴数のトレイがあります。私たちは200穴のものを使用しています。ホームセンターやインターネットで購入できます。
セルトレイは洗って繰り返し使用できます。
- 育苗培土
- 良質な苗を作るために適切な化学性や物理性を持つ培土です。
種から苗を作る場合、生育初期(幼苗期)は雑草や病原菌への抵抗力が弱い為、育苗する際は畑で使っている土ではなく、育苗用の培土を準備した方が、苗が健やかに成長してくれます。
育苗培土は使用される原料の種類や肥料成分がそれぞれ異なりますので、購入する際は成分表示を確認し、作物や育苗時期、方法に適したものを選びましょう。
ホームセンターやインターネットで購入できます。
私たちはJA様よりソイルフレンド育苗培土を購入しています。
- 育苗箱
- 深さのある育苗箱があれば、培土をセルトレイに入れた際にセルトレイからあふれた培土を集めるのに便利です。
ポリシート等でも対応できます。
育苗箱に残った土は次のセルトレイに使用します。
培地詰め
セルトレイに育苗培土を詰める作業を行います。
1.セルトレイに培土を詰めます
- シャベルがあると便利です。
2.セルトレイを10㎝程度の高さから2,3回落下させます
- ※育苗培土は軽い培土の為、上から土をかけただけではセルトレイの中に土がきちんと詰まっていない場合があります。これによりそれぞれのセルにしっかり培土を詰めることができます。
3.2で培土が圧縮された分、土を補充します
- ※きちんと培土が入っていないと、根張りが悪くなる原因となりますので、しっかり補充しましょう。
4.板などで土を均一にならします
5.かん水
培地詰めをしたら、地温が35度くらいになるまで温床マットの上で温めます。
次はいよいよ播種(種まき)です。
Youtubeで解説
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