閑散期(農閑期)とは
農作業が一段落し田畑に静けさが訪れる時期で、一般的には冬の時期にあたります。
しかし、それは次のシーズンに備え、土づくり、機械や器具を整え、知恵を蓄える大事な時期でもあります。
日本は四季があるため、作物の種類や土地の気候に応じて農作業の忙しさが変わり、閑散期も地域や農家のスタイルによって異なります。
私達ピーマン農家の作業スケジュール
私達は100%ビニールハウスでのピーマン栽培をしており、他の作物は育てておりません。
私達が住む岩手県は積雪や低温でビニールハウスといえど冬季にピーマンを育てることはできません。
3月末~4月上旬に定植を行い、5月下旬頃から収穫が始まり、霜が降る11月中旬頃までが収穫時期となります。
- 1年間のスケジュール
- 1月:育苗、ハウス内の掃除、土壌診断、堆肥散布
- 2月:育苗、土壌改良資材、元肥の散布
- 3月:育苗、通水、畝立て、マルチ張り、通路整備、定植準備
- 4月:定植、水やり
- 5月:誘引、脇芽除去、収穫、選別、出荷
- 6~10月:収穫、選別、出荷、枝の管理作業、草刈り、農薬や液肥の散布
- 11月:収穫、選別、出荷、圃場片付け作業
- 12月:片付け作業、育苗準備
- 2月:育苗、土壌改良資材、元肥の散布
6月~10月は毎日のように収穫と選別、出荷、そして枝の管理作業を行います。
特に6月下旬~10月は収穫量が多く、朝から夕方まで作業に追われ、まさに繁忙期と言えます。
閑散期に行うこと
- 片付け作業
ピーマンが枯れたら栽培していたピーマンを全て引き抜き、マルチ、防草シート、チューブ、残渣も残さず全て綺麗にハウスの中を片付けます。
- 私達は33棟のハウスを11月下旬~1月までに片付けます。
- ■ピーマン片付け作業
- 私達は33棟のハウスを11月下旬~1月までに片付けます。
- 土壌診断と土壌改良
ハウス内の掃除が終わったら、全ハウスのEC濃度とph濃度を測ります。
- これらの数値を調べることで、土壌中の養分バランスを把握し必要な改善策を講じることができます。
- ■EC値と塩類障害について
- ■ph濃度とは?濃度測定を解説
- これらの数値を調べることで、土壌中の養分バランスを把握し必要な改善策を講じることができます。
- 土づくり
次の作付けに向けた計画を立てます。農薬や肥料、必要な資材の在庫確認や発注、ph値とEC値を元に圃場の土壌改良についても検討し実行します。
- ■土づくりの手順を解説
- ■連絡障害の原因と対策
- ■【堆肥】牛糞・豚糞・鶏糞の違いと使い分けを解説
- ■堆肥を撒くメリットを解説
- ■土壌改良!籾殻の効果を解説
- ■土づくりの手順を解説
- 排水対策
排水不良や過湿が原因で根腐れや生育不良が起こる圃場は、暗渠整備や深耕を行い対策します。
- ■湿害とは 水はけを改善して作物を元気に
- Youtubeやブログの更新
繁忙期は収穫や選別に追われて更新が滞っているYoutubeやブログの更新作業を行います。農業を改めて学べる時間となり、知識をさらに深めることができます。
- ■ピーマンブログチャンネル
- 育苗
1~3月は約4,000本ピーマンの苗を育苗しています。
- 育苗初期は換気と水やりのみで徒長しないように見守り管理することが多いですが、苗が生長してきたら鉢上げやずらしの作業など作業内容が増えてきます。
- 苗半作と呼ばれるほど、苗の出来がピーマンの出来を左右するので気が抜けません。
- ■ピーマン育苗方法を解説します
- 育苗初期は換気と水やりのみで徒長しないように見守り管理することが多いですが、苗が生長してきたら鉢上げやずらしの作業など作業内容が増えてきます。
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