普段ピーマンを調理する際、種やワタを取り除いて料理している人が多いと思いますが、
ピーマンの種やワタには栄養がたくさんあるのです。
このページではピーマンの種やワタに着目していきたいと思います。
ピラジン
ピーマン独特の青臭さの原因は「ピラジン」という栄養素によるものです。
ピラジンはビタミン類が豊富な果肉以上に種やワタに多く含まれており、
・血液の流れをスムーズにして血液をさらさらにする効果、血栓予防
・血栓が原因で起こる脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化の予防
・冷え性の改善
・薄毛の改善
に効果があると言われております。
ピラジンによる血行促進や代謝の向上があらゆる効果に繋がっているので、余すところなく食べるのがおすすめです。
また、ピラジンは加熱しても成分が失われません。
ピーマンの種が黒い場合
ピーマンの種は白色ですが、黒く変色してしまっている場合は劣化して鮮度が落ちている状態です。
収穫後時間や日にちが経つと白色から茶色、黒色へと変化していきます。
黒く変色してしまっている場合は無理に食べない方が良いでしょう。
アルカロイドという毒
アルカロイドは天然毒です。
外敵である昆虫から身を守り寄せ付けないために皮や種の部分に生成しています。
ごく微量しか含まれておらず、人間が食べても体の中でしっかり分解される成分で影響はないので心配する必要はありません。
加熱によって消えてしまう毒でもあります。
捨ててしまいがちな種とワタですが、栄養たっぷりで様々な効果があり、生ごみも減らすことが出来ます。
ピーマンの種やワタを外さずに普段と同じように調理するだけですので、是非料理に取り入れてみてください!