電動カンキットの使い方を解説

電動カンキットは温度管理の自動化と省力化を同時に実現する装置で、実際に離れた農地で導入してみましたが、 「もう手動には戻れない」 というほどメリットが多くあります。

このページでは電動カンキットの特徴や注意点を詳しく解説します!

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■農業で稼ぎたいなら自動化一択!まずは電動カンキットを試してみて!

 

東都興業「電動カンキット」と制御盤ライトの仕組み

■1. 電動カンキットとは

東都興業が提供する「電動カンキット」は、ビニールハウス側面フィルムを自動で巻き上げ・巻き下げする換気装置で、温度や環境に応じて自動換気を行うための駆動機シリーズです。

ハウスの側窓換気を安定して行うために、制御盤+駆動機(モーター)+温度センサーを組み合わせて使用します。

従来の手動巻上げでは、温度上昇時に人が開閉作業を行う必要がありましたが、電動カンキットでは設定温度に応じて自動で開閉を行うため、

・労力削減

・温度ムラの防止

・高温障害

の軽減に大きく貢献します。

 

■2. 制御盤の種類と役割

東都興業の制御盤には複数のタイプがあり、代表的なのが以下の3種です。

N制御盤(標準モデル)
2系統の温度制御が可能で、左右の側窓を別々の温度設定で管理できる。5段階比例制御により、細かな開度調整が可能。雨センサー・風センサーの追加にも対応する万能型。
N制御盤Lite(低コストモデル)
1系統のみのシンプル制御。温度設定・感度設定・動作時間・休止時間など基本機能に絞った構成で、水稲育苗など期間限定のハウスに向く。駆動機2台まで直接接続可能です。※2台以上増設する場合はNトランス盤が必要になります。
N制御盤Plus(スマート農業対応)
LAN接続により「みどりボックスPRO」と連携し、スマホアプリで遠隔操作が可能。温度・開度・センサー情報をリアルタイムで確認でき、警報通知も受け取れる。既存のN制御盤機能をすべて搭載した上位モデル。

 

■3. 制御盤ライト(Lite)の特徴

Liteモデルは最もシンプルで導入しやすい制御盤で、以下の特徴があります。

基本性能
・1系統の温度設定
・DC24V出力で駆動機を巻上げ・停止・巻下げ
・自動/手動の切替が可能
・感度設定(温度変化の検知幅)
・動作時間設定(開閉の動作時間)
・休止時間設定(動作後の待機時間)
・高温設定(非常時の強制換気)
接続可能機器
・駆動機2台まで直接接続可能
・雨センサー・雨量計の追加が可能
運転ロジック
自動運転では「温度判定 → 動作 → 休止 → 温度判定」を繰り返すオンオフ制御
例:設定20℃、感度1℃の場合
・現在温度21℃以上 → 開動作
・現在温度19℃未満 → 閉動作
閉側は巻取り速度の違いから動作時間×90%で計算される。

 

■4. N制御盤・Plusの高度機能

標準モデルおよびPlusでは、以下の高度な機能が利用できます。

●5段階比例制御
温度差に応じて開度を5段階で調整し、急激な温度変化を防ぎます。
●裾張り高さの認識
側面フィルムの裾張り位置を計測し、実際の開口幅に合わせた制御が可能。
●非常用サーモ
設定温度(30〜50℃)を超えると強制換気を行い、高温障害を防止。
●遠隔監視(Plusのみ)
スマホアプリで開閉位置・温度・センサー情報を確認し、設定変更や警報通知を受け取れます。

 

■5. 駆動機

駆動機は、ハウス側面のフィルムを 実際に巻き上げたり、巻き下げたりするモーター本体です。

制御盤が「開けろ」「閉じろ」と指示を出し、 その指示を受けて動くのが駆動機です。

 

■6. 温度センサー

ハウス内の温度を測り、制御盤に「今何度か」を知らせる装置で自動換気の判断材料になる“目”の役割です。

温度センサーの設置位置が重要
温度センサーは直射日光、暖房機の近く、地面の照り返し、風の通り道などに設置すると誤差が出ます。
最適な位置は「作物の高さ付近・日陰・風が当たりすぎない場所」これだけで換気の精度が大きく変わります。

 

■7. 設置時の注意点【重要】

制御盤の設置には電気工事が必要で、誤った施工は感電・火災の原因となるため、注意が必要です。

●電気工事は必ず専門業者へ
・電気工事士による施工が必須
・自分で配線した場合は保証対象外
・電源は単相100Vまたは200V
・専用ブレーカー・漏電遮断器の設置が必須
●アース(D種接地工事)
水道管・ガス管・電話線には接続不可。漏電時の感電防止のため必須。
●コンセント・プラグ
防雨型・防水型を使用し、埃や水分の付着を避ける。
●分解・改造禁止
内部構造の改造は故障・火災の原因となる。
●異常時の対応
焦げ臭い・異音などがあれば即停止し、ブレーカーを落として販売店へ相談。

 

■8. 運用時の注意点

農薬・土壌消毒剤による腐食
金属腐食を促進する成分が含まれる場合があり、散布後は十分な換気が必要。
設定値の押し間違い
ボタンを強く押す・連打するのは故障の原因になるため避ける。
リミット調整
駆動機のリミット調整を誤ると、巻上げすぎ・巻下げ不足が発生するため、説明書に従って正確に設定する。

 

■9.電動カンキットの購入方法

東都興業ではお客様への直接販売は行っておりません。

全国の取扱代理店・販売店を通して販売しております。

電動カンキット(駆動機+制御盤)を導入する場合は、施工が必要なため資材店または施工業者経由が最適です。

 

■まとめ

私達は電動カンキットを導入し、

  • 夏場の高温対策
  • 朝夕の急激な温度変化
  • 複数ハウスの管理
  • ピーマンの品質安定

 

など数多くの場面で効果を実感しています。

 

東都興業の電動カンキットは、ハウス換気を自動化し、温度管理の精度向上・労力削減に大きく貢献する装置です。

制御盤ライトは低コストで導入しやすく、標準モデルやPlusでは高度な比例制御や遠隔監視が可能となります。

一方で、電気工事・アース・防水対策など設置時の注意点は非常に重要で、誤った施工は感電・火災のリスクを伴うため、必ず専門業者による設置が求められます。

運用時も農薬腐食や設定ミスに注意し、定期的な点検を行うことで長期的に安定した換気制御が可能となります。

メリットも多く、導入することで作物の生育が安定し作業のストレスも減ります。

興味のある方は、ぜひ導入を検討してみてください。