斑点細菌病とは?
症状
斑点細菌病の最も重要な初期症状は、葉裏に現れる水浸状の小斑点です。
・やや盛り上がり、濡れたように見える
・直径は数mm(消しゴムのカス程度)
・周囲が暗緑色〜暗褐色に縁取られる
この「水浸状+濃い縁取り」が、糸状菌の斑点病との最大の違いです。
斑点は徐々に拡大していき、
・周縁が暗緑色〜暗褐色
・中心が褐色に変化
・表面から見ると黄色のハロー(縁取り)が出る
- 細菌による斑点病は病斑の周りがぼんやり黄色くなっている(ハロー)が特徴です。光に葉を透かすと、ハローの有無が確認しやすくなります。
・病斑が融合し、不整形の大きな斑点になっていきます。
進行すると葉だけではなく、株全体に影響を及ぼします。
・葉脈に沿って不整形の病斑が出て、葉がゆがむ。
・病斑が増えると光合成能力が低下し、葉が落ちる。
・水浸状の条斑 → 表面が裂けてかさぶた状の褐色病斑へ。
・果実に小さな褐色〜かさぶた状の病斑が出ることがあります。
時期
気温20〜25℃前後+連続降雨が最大の発生条件です。
梅雨期(6〜7月)や秋雨期(9月)が典型的な発生ピークです。
原因
斑点細菌病は、土壌中に生息する細菌が原因です。
細菌は水とともに移動するため、以下の条件で一気に広がります。
露地:雨・灌水の泥はね
→土壌中の細菌が葉に跳ね上がり感染。
施設:夜間の結露
→葉面が濡れ続けると細菌が増殖しやすい。
台風や降雨などの風雨で葉が傷つくと、細菌が気孔以外の傷口からも侵入しやすくなり、感染リスクが急上昇します。
過繁茂や窒素過多(柔らかい葉が傷つきやすく感染しやすい)、排水不良(過湿で細菌が増殖)も発生を助長します。
対策
斑点細菌病は発病後の防除が難しい病気で、広がってからでは薬剤が効きにくいのが特徴です。
葉裏の水浸状小斑点を見つけたら、その場で摘み取り圃場外へ処分しましょう。
畝に放置すると土壌伝染源になります。
斑点細菌病は水で広がる細菌性病害です。 感染の主ルートは「雨・灌水の泥はね」。
・敷きわら・マルチ で土壌中の細菌が葉に跳ね上がるのを防ぎましょう。
・高畝・排水改善 →過湿を防ぎ、細菌の増殖を抑えます。
水はけを良くし、密植、過繁茂、換気不足の場合に発生しやすいので日当たりや風通しを良くしましょう。
- 糸状菌(カビ)が原因の斑点病もあります。
- 斑点病は灰褐色〜暗褐色、輪紋(リング状)が出る、乾いた質感が特徴です。
- 病斑から出た胞子が風で運ばれ、周囲の葉に付着して感染が広がります。
- 病斑から出た胞子が風で運ばれ、周囲の葉に付着して感染が広がります。
斑点細菌病に効果的な農薬
Zボルドー
無機銅剤(塩基性硫酸銅)であり、糸状菌病害から細菌性病害まで幅広い病害に有効です。また、野菜類登録を有しているなど多くの作物へ適用を有します。
耐性菌出現リスクが低く、既存剤に対する耐性菌に対しても有効です。
日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培においても使用することができる薬剤です。
【商品ページ】
農薬使用上の注意
※必ず農薬容器のラベルなどを確認し使用基準を守りましょう(作物名、倍率、使用時期、使用回数等)
※マスクや保護メガネ、防除衣を着用し散布者の健康を守りましょう。
※周辺への飛散や水への流入がないよう注意し環境を守りましょう。
※専用の保管庫などを用意、管理し事故を防止しましょう。
※散布後は器具を洗浄し農薬散布の記録を残しましょう。
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