巻上機が動かないのはなぜ?
こんにちは、今日はビニールハウスの巻上機が急に動かなくなった原因と解決方法を解説します。
待ちに待った春。そろそろハウス内の作業を始めようと巻上機を上げようとしたら、
なぜか動かない( ;∀;)
そんな経験をした覚えはありませんか?あるいは、もしかしたらこれから経験するかもしれません。今日は巻上機が上がらなくなった時に考えられる原因の一つをご紹介します。もちろん改善方法もご紹介しますのでぜひ今後の参考にして頂ければ嬉しいです。
目次
■巻上機が動かない原因
■解決方法の手順
●巻上機が動かない原因
さっそく結論から述べますと、巻上機が動かない原因は、
①立ち上がりパイプの破裂
②巻上機のローラーに破裂部分が引っかかる
という可能性が非常に高いです。もし動かなくなった場合は焦らず一度立ち上がりのパイプが破裂していないかを確認しましょう。冬場など氷点下になる地域は立ち上がりのパイプ内に水が溜まり凍結することで、パイプを破裂させることがよくあります。
私が対応した件数だけでも10件以上ありますので
【かなりの確立で発生する】
と考えてよいでしょう。ではどうしたら直せるのか?いくつか方法がありますのでご紹介します。
対処方法
①新品巻上機を購入
②業者に修理の依頼をする
③自分で修理する
という方法があります。今日は一番安く済む、自分で修理をするという方法を手順に沿って解説していきます。
●解決方法の手順
ステップ1
自分で修理する場合の方法を手順に沿って解説します。
まずは巻上用の垂直に指してあるパイプを巻上機から抜きます。このとき、パイプが破裂している為、簡単には抜けません。パイプの前後をハンマーで軽く叩きながら巻上機が壊れないようにパイプを抜きましょう。
今までの経験上、なんとか抜けます!
ステップ2
パイプをなんとか抜いたら、次の作業は、膨らんでいる箇所を探し、パイプカッターで切断します。人力のパイプカッターも販売されていますし、電気で動くパワーカッターという工具もありますので、それらの工具を使用し切断しましょう。
切断が完了したら、ホームセンターのハウス資材コーナーで売っている
■中ジョイント
という資材を購入します。この時に注意が必要で、中ジョイントには適合する太さがありますので、必ず立ち上がりのパイプの太さを確認しておきましょう。基本的には、
19㎜または22㎜
の立ち上がりパイプですので、中ジョイントも19㎜用、または22㎜用の適合するものを購入します。
ステップ3
最後にパイプを繋げれば修理は完了です。巻上機を修理したパイプに通してあげれば完成です。
無事に綺麗に巻き上がりました。
自分で直すことで修理費は約1,000円以下で済むと思います。難点としては、パイプを切断する作業と破裂したパイプを巻上機から抜くところです。もし難しいと感じた場合は、無理せずハウス工事会社である私達にご相談ください。低価格で対応致します。これで解説は以上となります。ありがとうございました。