ピーマン農家の小野寺です!今日は農家は大変?住宅ローンは通るのか?について解説していきます!
まず最初に希望となるお話です!
会社員を辞め農業を始めた私は5年後、念願だった農家住宅を建てました。農家は事業主なので所得があがりづらく住宅は建てれないと思われています。
ですが会社員と同様、高品質な住宅を建てることができました!都会では難しくても土地が安い田舎なら建てることができます、さらに農家でも住宅が建てれるのなら会社員にこだわり都会で生活することにこだわる必要はないのではないでしょうか?
今日は農家でも住宅ローンを通す方法や住宅計画でトラブルになったことなどご紹介したいと思います。
ⅰ 農家はやはりJAバンクにご相談
JAバンク相談
農家を始めるならJA組合員となり普通預金口座を開設していると思います。もちろん私も農家ですのでメイン口座はJAさんです。
住宅を建てたいと考えた時にやはり一番お取引のあるJAさんに住宅ローンをご相談しました。日頃から取引があるため融資条件も優遇して頂けた気がします。特に返済期間が40年で組んで頂けたのは非常に助かりました。まずはJAバンクにお問い合わせ、ご相談をお勧めします。
ⅱ 事前に準備しておくこと3つ
ここで注意点が何点かありますので共有します。まず農家が住宅ローンの審査を受ける際に準備しておく項目が3つあります。
審査に必要な準備を3つまとめました!
①2年間の所得を最低でも250万円~300万円にすること
ここで重要なことは売上高ではない!ということです。あくまでも経費を全て差し引いた所得です。その所得を2年間黒字にして平均して融資金額を計算しているようです。
所得と平均の例)
1年目:200万円
2年目:400万円
平均:300万円
となります。ここに8倍かければ住宅ローンの借入金額が予想できます。
300万円×8培=2400万円前後が借入できる可能性があります。状況によって変動はありますのであくまでご参考までに覚えていてください。。
ここでポイントは2年の平均所得を300万円になるように確定申告をすれば良いということです。
売上300万円で経費が0円ならば所得は300万円となります。
申告をして税金をしっかり納税すれば融資審査は通ります。
②決算書と確定申告書を2期分
必ず記事で詳細をまとめますが、農家として事業を始める場合は、個人事業主となり決算書や確定申告を自ら提出しなくてはいけません。その申告書の控えなどを融資担当者に提出します。よって帳簿作成や確定申告をも覚える必要があります。
【関連ページ】
■決算書と確定申告について
③住宅を建てる土地
農家の場合、住宅を建てる場所は農場の近くを検討すると思います。私も同じように考え農地の近場に住宅を建てようと考えました。すると問題点が発生しました。
・農業振興地域
・農地
には住宅はすぐには建てられない!ということです。農地を宅地に変更するのは時間がかかります。農業振興地域は解除するのに1年以上時間がかかるようです。農地の場合も農業委員会の許可がおりてからの地目変更をする必要があるので1~2か月程度時間がかかります。
つまり住宅を建てようと考えた場合まず最初にやるべきことは「宅地の確保」なのです。逆にこれらの問題がクリアできていれば住宅の相談をしてから新居に住めるまで約6か月と、とんとん拍子で住宅が完成していきます。
ⅲトラブル連発した住宅計画
私はいま農作業の効率がかなり上がっています!
農地の近場に住宅を建設したことで移動時間もなく、すぐに農作業ができるようになりました。農業は現場作業の他にも事務作業もあります。収穫した野菜の選別や袋詰めなどの作業もあります。私は夢だった、農作業ができる住宅に住むことができました。
これもJA住宅ローンの親切な対応、住宅メーカーの誠意ある対応があったからこそです。本当にありがとうございました。
最後に、住宅計画から完成までに私が体験したトラブルをご紹介して終わりにしたいと思います。
【住宅計画でのトラブル】
①住宅の相談をしただけなのに、相談費用、図面作成費用を請求された。
②宅地に変更できると思っていたが農業振興地域だった。
③住宅ローンの仮審査に通ったが本審査に通らなかった。
④住宅への進入路が農地で農地転用に時間がかかった。
ぜひご参考までに。農家の皆さん!諦めず農家住宅を実現させてください、応援しています!